OBD検査って?
近年の新型車に搭載された「車載式故障診断装置」を使った検査です。
法定スキャンツールで読み取ることで、目視によるチェックでは検知できないような電子装置の故障や不具合を自動で的確に読み取ることができます。
2024年10月以降、車検の際、車検証の備考欄に「OBD検査対象」などの記載がある車両については、通常の検査項目に加えてOBD検査を実施する必要があります。
画像:国土交通省ウェブサイト 車載式故障診断装置を活用した自動車検査手法のあり方検討会
○平成31年3月13日(2019年3月13日)
車載式故障診断装置を活用した自動車検査手法のあり方について(最終報告書)p7
(https://www.mlit.go.jp/jidosha/OBD_Inspection_System.html)
OBD検査の準備について
指定工場のみなさまは、OBD検査の準備が必要です。
令和5年(2023年)10月からプレ運用(練習期間)が開始されましたので早めに登録して練習を開始しましょう。
OBD検査に必要な設備等を事前に準備でき、また、実際の車両を用いたOBD検査の実施手順を習熟することが可能です。
認証工場のみなさまは、持ち込み検査時にプレ運用でOBD確認できます。検査コースでのOBD検査が省略され、本項目の再検査のリスクを回避することができます。
OBD検査の対象となる車両
・国産車:令和3年(2021年)10月1日以降の新型車
・輸入車:令和4年(2022年)10月1日以降の新型車
車検費用について
OBD検査の影響で、2021年10月からは印紙代に加えて「技術情報管理手数料」の法定手数料が追加されています。1台あたり400円です。(OBD検査の対象車だけではなく、一律で課せられています。)
OBD検査ポスター(OBD検査ポータルサイト)
詳細・お申込について
詳細やお申込については独立行政法人自動車技術総合機構のOBD検査ポータルサイト(https://www.obd.naltec.go.jp/)をご確認ください。
整備事業者向けに、OBD検査に関するマニュアル・教材・動画、 システムの利用方法や検査用の機器についてまとめられています。よくある質問集を見て不明な点はチャットやフォームからお問合せできます。