
国土交通省の電子車検証読取アプリにて、車検証を使用する事業者向けに車検証情報をインターネット経由で取得するためのAPIが提供されることになりました。(※4月時点では軽自動車は対象外。 登録車と小型二輪車が対象です。 )
APIが提供されることでのメリット
APIを利用することにより、自動車整備事業者が管理に使っている業務ソフトへ連動でき、業務が楽になることが期待できます。(※業務ソフト側もAPIに対応している必要があります)
- 車検証の1~2項目を入力するだけでデータをまとめて取り込むことが出来る
- 車検証データの入力業務の時間を短縮できる
- システムによる取込で、入力ミスを防げる
- 簡単な操作で取り込みでき、疲れない。疲れによる他のミスも防げる
これまでも「車検証情報取込ファイルを出力」をクリックして連動用JSONファイルをダウンロードし、業務ソフト側に取り込むことは出来ましたが、API対応になることでこれらの難しい操作なしで業務ソフトへ車両情報を取込できるようになります。
APIで業務ソフトに取り込める情報
閲覧アプリを使用してダウンロードできる取込みファイルと同様に、全ての車検証情報を取得できます。
APIが提供される時期
2024年4月
車検証閲覧API利用までの流れ
今使っている整備システムは車検証閲覧API連携対応が進んでいますか?
最初に記載した通り、APIを使っての業務システムへの車両データ取込をするためには業務ソフト側もAPIに対応している必要があります。
車検証閲覧API連携対応の整備システムのご紹介
今回ご紹介するのは、車検証閲覧API連携に対応の整備システムです。
簡単2ステップで車検証の諸元情報をシステムに登録することが出来ます。
- 電子車検証アプリでデータを読み取る
- 整備システムで電子車検証の管理番号を入力

もしこれまで、電子車検証アプリを見ながら1個1個の項目を手入力でシステムに登録していた場合、車1台あたり数分~10分程度の時間がかかっていたと思いますが、これからは管理番号の入力だけで済むようになります。
車検証データの入力業務の時間を短縮することで、その分、別の業務に時間をさけるようになります。年間通してかなりの時間になると考えられますので、円滑な業務やサービス向上のために、是非API連携対応の整備システムをご検討ください。
参考サイト
