ロービーム計測が難しい一部の車両に対し、ロービームの照射光線を確認した上で走行用前照灯(ハイビーム)に切り替えて計測し、基準適合性審査を行うことを認める経過措置は2024年7月末に廃止される予定でしたが、一部地域で2年延長されることになりました。
内容
1998年9月1日以降に製造された自動車を対象に、2015年9月から前照灯の審査をロービーム計測へと段階的に移行してきました。ただし、当時はロービーム用前照灯試験機が普及していなかったことなどから、経過措置を2018年6月から適用し、2024年7月に終了する予定でした。
2024年8月からは全ての車両においてロービーム計測に切り替わる予定したが、 国土交通省・自動車技術総合機構・軽自動車検査協会から、「全国的に移行する期限を「2026年8月1日」に延期する」とお知らせがありました。
2年延長の対象地域
関東、近畿、四国、九州・沖縄(6月中旬時点)
※地域によっては準備が整いしだい本格運用を開始する可能性もあります。
※北海道、東北、北陸信越、中部、中国では、すでに実施している地域もあり、今年8月から全車ロービーム計測に完全移行する予定とのことです。
出典:国土交通省近畿運輸局ホームページ (https://wwwtb.mlit.go.jp/kinki/shaken/seibika/gianbu_seibi.htm)
延長地域でも初回入場時はロービーム計測のみ
延期地域にある自動車検査場でも、8月から「原則として初回入場時はロービーム計測のみ」で基準適合性を審査します。以下は近畿運輸局の資料です。その他地域については、各運輸局にお問合せ下さい。
出典:国土交通省近畿運輸局ホームページ (https://wwwtb.mlit.go.jp/kinki/shaken/seibika/gianbu_seibi.htm)
関連サイト
詳細については、各運輸局にお問合せ下さい。
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