国土交通省より自動車の燃費性能が公表されました(2025年5月)

作成日: 2025年5月1日

燃費性能の高い自動車に対する一般消費者の関心と理解を深め、 普及を促進することを目的として、国土交通省が自動車の燃費性能を発表しました。

燃費性能(国土交通省HP)はこちら

評価対象

新車として販売されている(又は今後販売される予定の)自動車

今回対象となったメーカー

以下メーカーの燃費が評価されています。

区分 国内メーカー 輸入メーカー
1 ガソリン乗用車
(普通・小型)
スズキ、スバル、ダイハツ、トヨタ、ニッサン、ホンダ、マツダ、三菱、レクサス BMW、DS、アウディ、アルファロメオ、ジープ、シトロエン、ジャガー、スズキ、トヨタ、ニッサンMT、フォルクスワーゲン、プジョー、ポルシェ、ボルボ、ホンダ(輸入)、マツダ、三菱、メルセデス・ベンツ、ルノー、ランドローバー
2 ガソリン乗用車
(軽自動車)
スズキ、スバル、ダイハツ、トヨタ、ニッサン、ホンダ、マツダ、三菱
3 ディーゼル乗用車 トヨタ、マツダ、三菱 BMW、DS、アウディ、アルファロメオ、ジープ、シトロエン、ジャガー、フィアット、フォルクスワーゲン、プジョー、マツダ、メルセデス・ベンツ、ランドローバー、ルノー
4 LPガス乗用車 トヨタ
5 ガソリン小型バス トヨタ、ニッサン
6 ディーゼル小型バス トヨタ
7 ガソリン貨物車
(普通・小型)
いすゞ、ダイハツ、トヨタ、ニッサン、マツダ
8 ガソリン貨物車
(軽自動車)
スズキ、スバル、ダイハツ、トヨタ、ニッサン、ホンダ、マツダ、三菱
9 ディーゼル貨物車 TMT、いすゞ、トヨタ、ニッサン、マツダ、三菱
10 路線バス・一般バス いすゞ、トヨタ、日野、三菱ふそう
11 トラック・トラクタ UDトラックス、いすゞ、トヨタ、ニッサン、日野、マツダ ボルボ

国土交通省の表に書いてある「モード」って?

軽量車両(乗用車や小型バスなど)

WLTCモード主流

現在の主流です。2018年10月以降に登場した新型車では、カタログなどに記載する燃費値として、このWLTCモードの使用が義務化されています。国際的に統一された試験サイクルで、平均速度や加減速などを考慮し、実際の走行環境により近い燃費値を示すのが特徴です。

JC08モード

旧基準(~2018年)です。2011年に導入された燃費の測定基準で、現在はより実走行に近いWLTCモードへと移行が進んでいます。

大型車両

重量車モード

JH25導入前に使用されていた燃費試験基準で、現在はJH15モードと呼ばれています。今後は主流から外れる予定です。

JH25モード今後の主流

2023年4月より、新しい燃費測定基準として導入されました。2025年(令和7年)4月以降、新型車はJH25モードでの燃費表示が義務化される予定ですが、メーカーによって移行の進捗に差がある状態です。

公表項目

国土交通省HPよりダウンロード可能な評価資料(xlsxファイル)で確認できる項目は以下です。

(1)変速装置の形式及び変速段数
(2)1km走行におけるCO2排出量
(3)主要燃費改善対策
(4)主要排出ガス対策
(5)駆動形式又は車輪配列
(6)その他欄
(7)低排出ガス認定レベル
(8)燃費基準達成・向上達成レベル

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