資料を海外のサーバーに上げたくない人へ。
PDFもCSVも編集できる日本製の無料ツール「はねつーる」
PCにソフトを入れられない。かといって海外のWebサービスにファイルをアップロードするのは気が引ける——そんな悩みを解消してくれるのが、日本製の無料ツール群「はねつーる(HANETOOL)」です。アップロード無しで、ブラウザだけで完結します。
こういう課題を解決できるツールです
書類やデータを扱っていると、こういう場面に何度も出くわします。
- PDFの3ページ目だけ抜きたいのに、無料ソフトは広告だらけで入れる気になれない
- CSVをExcelで開いたら先頭の「0」が消えた。電話番号も郵便番号も台無し
- 画像が重すぎて添付できない。メールも提出フォームも容量オーバーではじかれる
- 使っているPCにソフトを入れられない。会社の共有PC、学校のPC、空き容量のないノートPC…
- Webサービスは便利だけど、大事なファイルを海外のサーバーに送るのは正直こわい
「はねつーる(HANETOOL)」は、この5つをまとめて回避。 インストールも会員登録も不要。ファイルは原則ブラウザの中だけで処理します。
はねつーるの特徴
インストール不要
ブラウザでページを開いた瞬間から使えます。会社の共有PCでも、外出先のノートでも同じ。
原則ブラウザ内で処理
ファイルは原則として自分のブラウザの中だけで処理され、サーバーに保存されません。
登録不要・無料
ベータ版として無料公開中。メールアドレスの入力もなく、開いてすぐ使えます。※一部、設定したテンプレートを保存するためにアカウントを登録する機能はあります
一般的なオンライン変換サービスは、ファイルを一度サーバーへアップロードし、変換結果をダウンロードさせる仕組み。便利な反面、社外秘の資料や個人情報を含むファイルでは使いにくい場面があります。はねつーるは処理をブラウザ内で完結させるため、通常の操作ではファイルが手元から出ていきません。
「ブラウザ内で処理」表示が目印。各ツールの画面上部に緑色のバッジが常時表示され、ファイルがどこで処理されているかがひと目で分かるようになっています。
なお公式サイトの説明によると、PDFの一部機能(文字を保持した圧縮・Word変換・パスワード保存・スキャンPDFの文字起こし)だけは処理のため一時的にサーバーへ送信され、処理後ただちに削除されるとのこと。該当機能の画面にはその旨が明記されています。
使えるのは6つのツール
はねつーるは単機能のツールがひとつあるのではなく、日常業務でよく詰まるポイントごとに6つのツールが用意されています。それぞれ独立して使えるので、必要なものだけブックマークしておくのがおすすめです。
PDFの結合・分割・並べ替え・軽量化
複数のPDFを1つにまとめる、必要なページだけ抜き出す、向きを直す、容量を落とす。スキャンした書類の整理はここでほぼ片付きます。
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先頭の0が消えない・日付に化けないCSV編集
「0012345」が「12345」になる、「1-2」が日付になる——Excelでおなじみの勝手な変換が起きません。Excel風の画面でそのまま編集して保存できます。
はねCSVを開く →
画像のサイズ変更・圧縮・形式変換
メール添付やWebサイト掲載のために「あと少し軽くしたい」ときに。JPG・PNG・WebPの変換もまとめて対応します。
はね画像を開く →
画面の文字・カラーコードを枠で囲うだけでコピー
選択できない画像内の文字や、Webサイトで使われている色。囲むだけで拾えるので、手打ちで写す作業がなくなります。
はねコピーを開く →
はがき・封筒・ラベルの宛名印刷
レイアウトを自由に組めて、CSVからの差し込みにも対応。年賀状ソフトを入れずに、宛名面だけ整えたいときに便利です。
はね宛名を開く →
テキスト・PDF・Wordの差分比較
2つのファイルを左右に並べ、変わった箇所を色分け表示。「どこが直ったのか分からない改訂版」の確認がぐっと楽になります。差分の反映や編集もその場で行えます。
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使い方はどれも3ステップ
- ツールのページを開く ログインもインストールもありません。開いた時点で準備完了です。
- ファイルをドラッグ&ドロップ 枠の中に放り込むだけ。ボタンから選んでも同じです。この時点でもファイルは送信されません。
- 編集して保存 並べ替え・削除・圧縮などを行い、保存ボタンを押すと自分のPCにダウンロードされます。
ブラウザ内処理なら100%安全?
ここまで「アップロードしないから安心」と書いてきましたが、これは「絶対に漏れない」という意味ではありません。ブラウザ内処理で変わるのは、リスクがゼロになることではなく、信用しなければならない相手が減ることです。事業者のサーバーにファイルが置かれない以上、保管されたものが流出する・従業員が閲覧できる・事業者が攻撃されて巻き込まれる、といった経路は実際に消えます。ただし、消えないものもあります。
- ブラウザの拡張機能は、権限によってはページの中身を読み書きできます。これはサーバー型でもブラウザ内型でも同じで、どのオンラインツールにも共通します。素性の分からない拡張機能を入れないことが対策です。
こんな場面で効いてくる
経理・総務の書類仕事
請求書PDFの結合、経費データのCSV整形、宛名ラベルの印刷。月末にまとめて発生する作業がひとつのサイトで完結します。CSVの「勝手な変換」で作り直しになる事故がなくなるだけでも、時間の使い方が変わります。
レポート・課題・サークルの資料づくり
複数のPDFをまとめて提出用の1ファイルにする、指定容量に収まるよう画像を圧縮する、参考資料の必要ページだけ抜き出す。学校のPCや共用PCでも、ブラウザさえ開ければ同じように使えます。有料ソフトを買わずに済むのは、学生にとってそのまま効いてくるところです。
インストールが制限された環境
情報システム部門の管理が厳しい会社、学校や図書館の共用PC、派遣先や客先での作業。ブラウザだけで動くという条件は、こうした環境でそのまま強みになります。
個人情報や社外秘を含むファイル
顧客名簿のCSV、契約書のPDF。処理が原則ブラウザ内で完結する仕組みなので、「アップロードしていいのか」で立ち止まる時間が減ります。前述のとおりPDFの一部機能だけは一時的にサーバー処理となるため、扱うファイルの機密度に応じて社内規定と照らして判断するのが確実です。
よくある質問
本当に無料ですか?
公式サイトによると、現在はベータ版として無料公開中で、アカウント登録なし・回数無制限で全機能を利用できます。将来的に有料プランを導入する可能性はあるものの、その際は事前に告知するとされています。
アップロードしたファイルはどうなりますか?
処理は原則として利用者のブラウザ内で行われ、サーバーには保存されません。例外はPDFの一部機能(文字を保持した圧縮・Word変換・パスワード保存・スキャンPDFの文字起こし)で、処理のために一時的に送信され、処理後ただちに削除されます。
スマートフォンでも使えますか?
ツールによって異なります。画像の圧縮・リサイズ、PDFの結合や分割、CSVの閲覧はスマートフォンのブラウザでも動作します。一方、宛名印刷と文字・色コピーは仕組み上パソコン専用です。
会社のパソコンでも使えますか?
インストールが不要なため、管理者権限のない環境でも動作します。ただし社内ネットワークで外部サイトへの接続が制限されている場合や、業務データの取り扱い規定がある場合は、社内ルールに従って判断してください。
誰が運営しているサービスですか?
日本カーネット株式会社が運営する日本製のサービスです。運営会社情報や利用規約は公式サイトに掲載されています。
まとめ
はねつーるの良さは、機能が飛び抜けているというより、「使い始めるまでのハードルがない」ことにあります。インストールの許可を取る必要も、アカウントを作る必要もなく、ファイルの扱いも原則ブラウザ内で完結する。思い立った瞬間に開いて、終わったら閉じるだけです。
PDFやCSVで月に一度でも詰まることがあるなら、6つのツールのうち自分に関係するものだけブックマークしておくと、次に困ったときの数十分が確実に浮きます。
出典・画像クレジット
- サービス情報の出典:はねつーる公式サイト・よくある質問(2026年8月時点)。料金・仕様は変更される場合があります。
- ロゴ・マスコット画像の著作権は日本カーネット株式会社に帰属します。同社は紹介・リンクについてのページでリンクフリーを表明し、紹介用のロゴ・バナー素材を配布しています(本記事はそれらを改変せず使用)。
- 記事内の写真:StockSnap.io 提供のCC0 1.0(パブリックドメイン提供)画像を使用。撮影:Bench Accounting/Startup Stock Photos/Helloquence/Wilfred Iven
