整備工場は要チェック!
ファイネスの機能向上
AI活用の研究に着手
日本自動車整備振興会連合会(日整連)が、整備情報提供システム「FAINES(ファイネス)」へのAI活用に向けた研究を始めました。まずは整備情報を探しやすくすることを目指し、将来的には故障診断などへの活用も検討されています。日常的にファイネスを利用する整備工場にとって、今後の使い勝手を左右する動きとして注目されます。
ファイネスにAIを活用する研究を開始
ファイネスは、自動車メーカーのサービスマニュアルをはじめ、整備に必要なさまざまな情報を閲覧できるシステムです。1998年から運用されており、現在も整備現場の情報収集に利用されています。
一方で、掲載されている情報量が多いうえ、同じ内容でもメーカーによって用語が異なるなど、必要な情報を探しにくいことが課題となっています。
今回の研究では、ファイネスに掲載されているデータをAIに学習させ、共通する項目を関連付けることで、検索性を高めることが検討されています。
将来は故障診断への活用も視野
研究は検索機能の改善だけにとどまりません。日整連では、将来的にAIによる故障診断や、必要な整備内容の判断への応用も視野に入れています。
ただし、現時点でこれらの機能の導入が決定しているわけではありません。今後の研究結果を踏まえて実用化できると判断された場合に、ファイネスの改定に合わせて関連機能を追加する方針です。
実用化の検討は今後1~2年
日整連は、AI活用について今後1~2年をかけて研究する予定です。そのため、すぐに現在のファイネスの操作方法が変わるという話ではありません。
研究を経て活用が決まった場合、ファイネスの改定時に新しい機能が追加される見通しです。具体的な提供時期や機能の詳細については、現時点では明らかになっていません。
整備現場で注目したいポイント
整備工場にとって特に注目したいのは、メーカーごとに異なる整備情報へ、より簡単にたどり着けるようになる可能性があることです。
実用化されれば、ベテランが経験を頼りに情報を探すだけでなく、経験の浅いスタッフでも必要な資料を見つけやすくなることが期待されます。故障診断までAI活用が広がれば、整備作業に入る前の情報収集や原因を絞り込む際の支援にもつながる可能性があります。
現段階で整備工場側に必要な手続きやシステム変更は発表されていません。まずは今後の日整連やファイネスからの機能追加・改定情報を確認しておくことがポイントです。
参考サイト

